『ときどき電車の見える家』(木造2階建て住宅)の断熱は、次世代省エネ基準をクリアする断熱性能をもたせています。
午前中、屋根断熱の現場発泡ウレタン(吹付断熱材)の施工を見に行きました。
発泡ウレタンは飛び散るので、ビニールシートで廻りを養生しています。作業員は養生二人、吹付け一人。通気をとるためのeco moco(エコモコ)というダンボール製の通気材がタルキの間に入っています。
>>eco moco(エコモコ)現場発泡ウレタン断熱・気密工法
発泡ウレタンをスプレーガンで所定の厚さ(16cm以上)になるよう吹き付けていきますが、発泡率が高いので、無駄なく効率よく作業するには経験と勘が必要です。
現場発泡ウレタンは形状が複雑な場所にも施工しやすいこと、断熱と同時に気密も確保できるなどのメリットがあります。
鉄筋コンクリートのビルやマンションではおなじみの断熱材ですが、コンパクトな施工機の開発などにより、近年木造住宅にも普及し始めています。
>>施工の動画を見ることができます。ecomoco現場施工ムービー
天井に吹付けた後、床はこんな状態になりました。この住宅の壁には、現場発泡ウレタンよりも安価なグラスウールを使いますが、現場発泡ウレタンは壁に吹き付けることもできます。
現場発泡ウレタンの原料やコンプレッサーを車に積んだまま施工が行なわれ、作業の効率化が図られています。
設備配管や床下点検口の施工状況も確認しました。
梅雨を忘れてしまうような爽快な日で、少し遠回りして駅に向かっていたら、田んぼの中にカルガモを発見。最近カルガモに縁があるみたいです。
>>2012.5.31 祝 オペラシティのカルガモに赤ちゃんが
ときどき2両の電車が土手の上を通る、とても長閑な場所です。
>>関連ブログ2012.6.20 住宅のボード状断熱材 外張り断熱