前橋銘木店 茶室と茶庭

群馬県前橋市にある、茶室と茶庭を見学してきました。

これは(株)前橋銘木店の専務取締役、堤さんのお宅にあるもので、

使われている木材や和紙、さりげなくほどこされた工夫の数々など、

説明を伺いながら拝見しました。

”さりげなく”がポイントで、決してこれ見よがしでなく、

注意して見ないとわからないけれども、それがあることで

味わい深い雰囲気が生まれるとのことでした。

茶の湯は奥深い世界ですが、学んでいくとその先に、

現代の住宅に活かせるエッセンスがあると感じています。

庭1P1110763

庭は三重露地になっていて、左が待ち合い(広間)側。

手入れされた植栽や苔がとても清々しい。

庭2P1110778

中露地の腰掛待合から、内露地側を見る。

つくばいP1110822

広間から、蹲踞(つくばい)を見る。奥に腰掛待合がが見える。

広間床P1110814

広間の床の間。床框には布を張った上に漆(うるし)が塗られている。

にじりP1110898

4畳半台目の茶室。にじり口側を見る。

手前の平天井(松の棹縁天井)と奥の掛込天井

小間P1110867

亭主畳からみる。中柱をなくし、炉が2カ所切っているとのこと。

濃紫の湊紙(みなとがみ)の上に、(反転させた)古紙を

布海苔(ふのり)で張った腰張(こしばり)。

竹桟P1110837

継ぎ目が交互にくるように張り合わせた障子。

よく見ないとわからないが、桟には竹が使われている。

水屋P1110874

裏千家の水屋。杉の腰板は狂いがこないよう、厚さが4センチもある。

前橋銘木店・堤さま、ありがとうございました!

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