昨日の午後、準耐火構造の住宅『空と暮らす家(スキップフロア)』の工事現場へ。
木部(構造材)の防火被覆となる下地石膏ボード(壁:石膏ボード15mm、天井:強化石膏ボード15mm)が貼られはじめました。
ちなみに、都内で木造3階建ての住宅を計画するときは、ほぼ準耐火構造の防火規定がかかってきます。準耐火構造になると一般的な防火構造よりも、建物の防火性能は高まりますが、石膏ボードの厚さが厚くなったり手間も増えるので、コストも少しアップします。
1.8m片持ち構造のポーチ天井にも断熱材が入り、半階ずつ上がっていく階段の下地も完成。準耐火構造のスケルトン階段(ストリップ階段)の場合は、厚さ6センチ以上の木材で作るか鉄骨階段(仕上げは木材可)とする必要があります。
>>関連ブログ2011.11.10 木製のストリップ階段 TNMハウス
準耐火構造の住宅のため、床(フローリングの下)にも防火被覆として石膏ボード9.5mmを貼り、その上に仕上げ材を施工します。
**注意**
現在は構造用合板の厚さと仕上げの木材の厚さの合計で30mm以上あればよくなり、例えば、構造用合板28mmの上にフローリング12mmを貼ると、木部の合計の厚さが40mmとなるので、30mm以上の準耐火構造の床の防火被覆の仕様として認められるようになっています。
フローリング材が搬入されていたので色目を確認。サンプルを取り寄せた時は色幅が大きく、少し心配していましたが、程よい色ムラのキレイな床が出来そうです。
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 空と暮らす家(スキップフロア)
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【設計事務所アーキプレイスでの「スキップフロア住宅」の事例】
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