【数回に分け、SE構法との出会いからその可能性について書いていきます】
1998年11月に、東京・代官山のヒルサイドフォーラムに
「SELL HOUSES展」を見に行きました。
難波和彦、内藤廣、古谷誠章など7人の建築家による、
新しい木構法を使った住宅が、模型や図面とともに展示され、
集成材の柱・梁を新しい金物で接合した実物の骨組もみることができました。
1995年の阪神淡路大震災の被害の対応に、建築界がまだ揺れていた時期で、
木造住宅が被害を受けた原因として、
1. 筋交いの不足と配置の不備
2. 接合部の不備
3. 床の水平剛性の不足
4. 基礎と軸組の締結不備
が、主な原因として挙げられていました。
自分は独立間もない時期で、木造住宅の設計をするなかで、新しい可能性のある構造を
探していて、SE構法のことを初めて知りその木構造としての可能性に興味をもちました。
木造住宅では3階建ても建てられるようになり、2階建てまでの基準であった「壁量」の考え方をそのまま
応用するだけで良いのかどうかも気になってたところで、実際に工事を行う大工さんなど、
現場からの不安視する声も耳にしていました。
(SEの名前はSafety Engineeringからで、当時はSE構法ではなくSE工法と書いてありました)
「SELL HOUSES展」を見たとき一番感じたのは、システム化されていて制約はあるものの、
比較的簡単に信頼性が高く、”自由度の高い開放的なプラン”(←これが現代の
生活からでてくる要望を満足させるためには重要と感じていたので)
が作れるということでした。
>>SE構法(SE工法)の基礎が変わる
>>SE構法の構想設計者と打合せ
>>上棟しましたSE構法木造3階建て 細長変形地の二世帯コートハウス
【設計事務所アーキプレイスでのSE構法の住宅事例】
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