12月5日、オスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)が亡くなった。享年104歳。
オスカー・ニーマイヤーはブラジルを代表する建築家で、若くしてブラジルの首都ブラジリアの国会議事堂や最高裁判所、ニューヨークの国連本部ビルなどを手がけ世界的建築家となりました。軍事政権による弾圧により18年間もパリに亡命した時期もありましたが、設計意欲は衰えることはなく数々の名作を生み出し、驚くことに100歳を過ぎても現役で活躍していました。
オスカー・ニーマイヤーといえば優美な曲線のダイナミックな建築があまりに有名なので、住宅を思い浮かべる人は少ないと思いますが、住宅においてもすばらしい作品をたくさん残しています。
時代が変わろうと色褪せることのない「美」や、世界共通の「心地よさ」がたくさん詰った住宅作品集は、ニーマイヤーからの贈りものとしてこれからも大切にしていきたいです。