SE構法(SE工法)では、科学的に証明された構造部材の強度等を根拠とし、
家の規模や階数にかかわらず、安全・強さを確認するために、
鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同じ構造計算を行ないます。
一方、一般的な木造住宅(在来軸組工法)では、安全・強さを確認するために、
構造計算ではなく「壁量規定」と呼ばれる基準によって行なわれています。
注1:木造で次のいずれかに適合のもの 階数≦2、延面積≦500m2、高さ≦13m、軒高≦9m
注2:木造で高さ≦13mかつ軒高≦9mで、階数≦3のもの
「壁量規定」とは、地震力や風などの水平方向の力に耐えるのに必要な壁量
(必要壁量)を床面積から求め、実際の建物ではこの必要壁量以上に
(筋かいや構造用合板などを張った)耐力壁を設置する基準のことです。
「壁量規定」は簡単(短時間)に耐震性を確認できる方法ですが、
建物重量が考慮されておらず、床面の強さの規定がないなど、
構造計算に比べるとあくまで簡易な確認方法です。
建築基準法の必要壁量は、上表のようにその階の床面積に、屋根の重さによって決まっている係数をかけて算出します。
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【設計事務所アーキプレイスでのSE構法の住宅事例】
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