鋳物琺瑯(いものホーロー)浴槽のメーカー(大和重工)の方が、車に浴槽を積んで製品説明に来てくださいました。
溶かした鉄を鋳型に流し込んで作る鋳物(いもの)は、黒錆びの皮膜が腐食の進行を止めるため、鉄(鋼)のように錆ません。珪石を焼き付けたカラス質の琺瑯(ホーロー)は、コインでも傷つかず独特の輝きを保ち続けます。
一流ホテルなどで使われる鋳物琺瑯(いものホーロー)浴槽ですが、大和重工のCASTIE(キャスティエ)はシンプルな形として、人造大理石の浴槽と競えるまで価格を抑たもの。鉄のイメージとは逆に、厚みのある鋳物(いもの)は熱容量が大きいため、入れたお湯は冷めにくく、さらに浴槽全体からの輻射熱により体を温めてくれる点も鋳物琺瑯(いものホーロー)浴槽の大きな魅力です。
お湯がないのが残念でしたが、実際に中に入って鋳物琺瑯(いものホーロー)浴槽を体感してみました。
大和重工さんの本社は広島の可部に、工場は吉田町にあります。僕(石井)は広島出身ながら、不勉強で大和重工さんのことは知りませんでした。しかし実家では鋳物の浴槽は使われて、保温性の良さや体の芯が温まる感覚はわかるので、大和重工さんとの縁は長かったのだと感じています。
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