『十字路に建つスキップハウス』の敷地で、建て主の方と一緒に、東京電力と打ち合せ。
A. 電線が敷地の上空に越境しいるのを解消してもらうこと、
B. 敷地側に傾いている電柱の是正を東京電力に要望しました。
Aについては、直ぐに無償で越境を解消してもらえますが、Bについては、電柱の傾きの角度や敷地との離れの規定を調べてもらい、それをクリアしているのか根拠を示してもらい、是正に建て主の方の負担が発生する場合は、その費用もあわせて出してもらうことにしました。
今日、東電の方との話で知り得たことは、
1.道路と電柱の位置関係は「東西道路の場合は東側」「南北道路の場合は北側」に電柱を設けるのが基本。
2.電柱は地面に突き刺すように設置し、長さの1/6が地面に埋まっている。(この敷地では長さ15.0mの電柱の内、地上に12.5m出ていて、地下に2.5m埋まっていることになります)
3.電柱は傾くことは折り込みずみで、根元を固めないことで地震のような強い揺れがきても折れないようにという考え方で設置されている。
4.電柱(東電所有)は、文字通り電気を送る電線だけでなく、NTTの電話線、CATV会社のケーブル、設置用の支線など、たくさんの「線」を支えている。
5.敷地内(上空)を越境して通っている電線は、東京電力の費用で敷地外に移してもらうことができる。
住宅を設計していると、ときどき電柱の位置や電柱を支えている支線の位置が問題になることがあります。玄関のへのアプローチや、車の出入り口に邪魔になったり、せっかくの見晴らしの妨げになったりするためです。電気や通信という生活に必要不可欠なインフラの為なので、直ぐになくすことはできないと思いますが、決して美しいものではありません。美しいの街並みの景観のためにも、欧米に習い電線等の地中化を早く進めてもらいたいものです。
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