先週、工事会社に見積用の実施設計図面を渡した2つの住宅、『十字路に建つスキップハウス』(木造3階建・SE構法)と『緑あふれるアトリエのある家』(木造2階建・SE構法)の1/50の模型を製作中です。
製作しているのは、女子美術大学のデザイン・工芸学科 環境デザイン専攻の2人の学生さんで、それぞれ一つの住宅の完成を目ざして奮闘してもらっています。模型製作には、図面を読んで理解する力、2次元の図面から立体を想像する力、そして手先の器用さと根気などが必要です。いずれも設計の仕事には欠かせないものなので、設計力を伸ばしていくには模型製作がとても役立ちます。女子美の学生さんは立体把握能力が高く、学校でもかなり鍛えられている様子で、才能を発揮しています。
私(石井)や近藤、スタッフの須田も学生時代には設計事務所でアルバイトした経験があります。大学にはない、より実践的な設計の考え方、模型作りや図面表現の方法を覚え、先輩方の体験談から刺激を受け、設計事務所という仕事場の雰囲気を肌で感じたものです。どの方面に進むにしろ、才能を伸ばしていく上で、この経験が少しでも二人に役立てばいいのですが。
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