住宅の省エネ基準が変わります

認定低炭素住宅が昨年12月に施行され、住宅では改正省エネルギー基準が2013年10月1日に施行されます。設計事務所アーキプレイスでは、スタッフみんなで『改正省エネ基準と認定低炭素住宅講習会』(講師:南雄三氏)に参加しました。

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改正のポイントは、

◆現行の次世代省エネ基準(温熱等級4、平成11年基準)は廃止。(経過措置として2015年3月31日までは使用可)

◆2015年4月1日より『改正省エネ基準』に完全移行

◆『改正省エネ基準』では、『外皮性能』『一次エネルギー基準』の2項目で評価

◆『認定低炭素住宅』では、『外皮性能』『一次エネルギー基準』『低炭素化に資する措置(8項目から2つを選択)』の3項目で評価

◆『認定低炭素住宅』には、住宅ローン減税、フラット35S優遇、容積率の不算入(低炭素化に資する設備部分)など、建て主の方への多くのインセンティブが用意されている

◆7年後の2020年までには、すべての新築住宅で省エネ基準適合の義務化(予定)

これからの住宅の断熱・遮熱の物差しとなるのが『一次エネルギー基準』と『外皮基準(性能)』。次世代基準の時にはあった「気密性の確保」は、配慮事項になりました。

一次エネルギー基準』は、「暖冷房」「換気」「照明」「給湯」「家電・調理」および「太陽光発電による再生エネルギー導入量等」が算定の対象となります。次世代省エネ基準(平成11年基準)+現状の標準的な設備機器で算出した値を、設計一次エネルギーが下回ることが求められます。◆一次エネルギー消費量 住宅用算定プログラム

外皮基準(性能)』は、評価の物差しが「年間冷暖房負荷、Q値(熱損失係数)、U値(熱貫流率)」などから「平均外皮熱貫流率UA値と夏期日射取得率ηA」に変わったのもの、求められる水準は次世代省エネ基準(平成11年基準)と同程度でした。◆外皮計算 住宅・住戸の外皮性能計算プログラム

>>一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC) HP

>>一般社団法人 日本サステナブル建築協会(JSBC)HP

>>独立行政法人 建築研究所(BRI) HP

>>一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 HP

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