『ひかりを組み込む家』では、塗装仕上げとする壁には、プラスターボードの上にフェザーフィールという下地を貼って塗装する、プラネットウォール「壁下地塗装」です。 プラスターボードにパテ処理をして直に塗装するよりも、木下地の乾燥収縮によってプラスターボードの継ぎ目などに生ずる、クラックを防止する効果もあります。 似た様なものでは、ドイツ生まれのルナファーザーという「塗装下地壁紙」が有名です。ルナファーザーには、木片チップが埋め込まれているので、凸凹のある独特の仕上がりになります。一方、プラネットウォールの下地壁紙はフラットなので、平滑な塗装面でスッキリと仕上たい住宅には向いています。 >>天然壁材 プラネットウォールPlanet Wall (株)プラネットジャパン >>塗装下地壁紙 ルナファーザーRunafaser 日本ルナファーザー(株)
『ひかりを組み込む家』の玄関を入った正面の壁には、階段が少し見える開口を設けています。設計では正方形の開口でしたが、現場に入ってからの建て主の方のアイデアにより、丸い形に変更したところです。丸い開口を通して見える風景は、なかなか魅力的で、この住宅の一つ個性にもなっています。
この丸い開口は枠を設けずスッキリと塗装で仕上げたいので、下地の壁紙が貼られた状態で、凹凸の無い下地の作り方について塗装屋さんと詳しく打ち合わせしました。
2階リビング。階段との間の開口には、初めての試みでもあるガラスの格子がこらから入ります。 >>関連ブログ2013.9.29 ひかりを組み込む家 完成前の打合せ
継ぎ目もほとんど分からず、ニッチのコーナー部分も下地の壁紙がキレイに貼られました。
>>ひかりを組み込む家 竣工写真 その1 >>ひかりを組み込む家 竣工写真 その2 >>ひかりを組み込む家 竣工写真 その3
【設計事務所アーキプレイスでの木造3階建ての住宅事例】
細長変形地の二世帯コートハウス、室内化したテラスを持つ家、独立した二世帯が集う家、十字路に建つスキップハウス、カフェのある家(朝霞市)、