『十字路に建つスキップハウス』の工事打合せを行いました。
屋根や外壁の板金、給水や排水などの設備、テレビや照明などの電気設備のそれぞれの専門工事の方と、順番に1時間程度づつ。工事が難しいところ、もう少し検討が必要なところを洗い出していき、今後いつまでに検討してFIXすべきか、スケジュールを確認していきました。
午後は、基礎鉄筋工事中の現場へより、鉄筋の施工状況を確認しました。
今の時点で確認できる部分は、設計図や施工図と食い違いがないか計測し、確認していたところ、基礎立上り(基礎梁)のスターラップ(あばら筋)の上端部に図面にあるフック(180度の曲げ加工)がありません。直ぐに構造設計者に連絡をとり、状況を話して確認したところ、一部に認定を受けた「基礎鉄筋ユニット」というものが使われていて問題がないことがわかり一安心。
「基礎鉄筋ユニット」について事務所に戻って調べたところ、「基礎鉄筋ユニット」とは、従来の180度フック付きのスターラップを使う変わりに、直棒のスターラップを用い、主筋と溶接で結合してユニット化したもの。これを使うと、鉄筋同士を結束線で結んでいく従来の現場組み工法に比べて、材料の無駄がなく、現場での作業も効率化され、精度の高い配筋をスピーディーに組むことができ、かつ、フック部分のかぶり厚不足の懸念もなくなる優れもののようでした。
ご近所の方々に可愛がられている人気者の猫が、工事現場を不思議そうに見つめていました。