初雪の予報も出ていた日、『蕨市のコートハウス』(木造2階建(SE構法)の現場監理へ。(by近藤)
この住宅の屋上テラスは大面積なので、シート+FRP(ガラス繊維強化プラスチック)の複合防水工法(歩行用)です。平に見えますが、雨水を流すための勾配がついています。乾かした後、この上にトップコート(色付き)を塗って完成です。
[左]屋根はFRP防水の非歩行用です。今回使用したメーカーのものには、黒い繊維が混ざっているため、少し黒っぽく見えます。
[右]歩行用のFRP防水を施工するバルコニーは、下地まで終わりルーフドレンとオーバーフロー管が設置されました。
>>関連ブログ2010.9.8 住宅 屋上テラスやルーフバルコニーの雨水排水
防水とサッシの関係では、防水施工を先に行なってサッシを後から取り付ける方法と、サッシを先に取付けて後から防水を行なう二通りの方法があります。きちんと工事すればどちらでも問題なく、瑕疵保証においてもどちらの方法も認められています。写真では分かりにくいですが、掃出しサッシの下端の防水立ち上がり高さは120mm以上確保しています。これは瑕疵保証が始まってからは、避けて通れないスタンダードな基準となっています。
大工さんは、屋根の下地づくりが終わり、サッシ取付け工事、外壁の下地づくりに進んでいます。防火の個別認定を取得したサッシは、室内側の樹脂が木目調で外部側がオータムブラウンという、初めて使う色の組み合わせなので新鮮です。
庭は工事中、資材置き場や駐車スペースとして使えるので、狭小敷地での工事よりも恵まれています。
熱々のキムチチゲで、体を温めて帰りました。
【設計事務所アーキプレイスでの中庭のある住宅やコートハウス事例】