OZONE(オゾン)家づくりサポートのコンペで始まった『くるりのある家』。
昨年9月から2週間に一回のペースで建て主の方と打合せしながら設計を進めてきましたが、見積り図面(実施設計図面)がやっと完成し、工事会社3社に見積りを依頼しました。
>>関連ブログ2013.9.3 『くるりのある家』
コンペ時の案に、来客用の和室を加えたりの変更はありましたが、大きく面積を増やすことなく、当初のコンセプト(テーマ)を変えることなく設計がまとまりました。
相見積もりでは、3社の工事会社の方に別々の時間に事務所に来てもらい、設計の概要を説明。工事のスケジュールや注意点、工事費の支払い方法、工事会社の選定の方法、見積りする上で気をつけてほしい点、本工事と別途工事の区別、質疑応答の日時、見積り書の提出方法などをお話しします。
>>設計事務所アーキプレイスHP Technical コストコントロール
見積り図面渡し(見積り依頼)に先立つ3月2日(日)、OZONEコンサルタント、建て主の方と「実施設計確認」を新宿パークタワー6F・リビングデザインセンターOZONEにて行ないました。
「実施設計確認」は、
「建て主が知っておくべきことを専門家である建築家が説明する」「建て主が理解して納得し、自分の判断で同意し、そのことを認識する」ことを目的に行ないます。
建て主の方にとっては難解な面がある住宅設計の内容の理解を深め、家づくりにおいて最も大切な建築家との間のコミュニケーションの内容と質を高めようとするものです。
例えば、カーテンブラインド見積もりに入ってくるのかどうか、植栽や塀のフェンスはどこまで工事に入るのか、日常のメンテナンスはどうしたらいいか、将来2階にピアノを置いても良いか、キッチンの変更はいつまでできるか、日中電気を点けないと暗い部屋があるかなどなど・・・・チェックシートをもとに確認していきます。
最後に、家づくりのテーマとしていた
「南に広がる大きな庭との一体感」「ほっとする、シンプル、ナチュラル、スタイリッシュ」「家族の成長と変化にフレキシブルに対応する家」が設計にちゃんと盛り込まれているかどうか、改めて確認して終わりました。
【設計事務所アーキプレイスでのOZONE(オゾン)家design(旧OZONE家づくりサポート)の事例】
『独立した二世帯が集う家』『くるりのある家』『猫と暮らす中庭のある家』『空と暮らす家(スキップフロア)』『東京タワーと桜に見える家』『木立に佇む家』『クスノキのある場所(住宅) (クリニック)』『阿佐ヶ谷の家』『風が吹抜ける家』『宙を囲む家』『高窓の家』『代沢の家』『囲まれた家』『南の空に向かって開いた家』『夏ツバキの家』『ひかりの家』