今日、事務所は休みなので、
午前中は「丹下健三」(丹下健三・藤森照信著)をゆっくり読む。
丹下健三(たんげけんぞう)が建築の道に入る、昭和10年頃の日本の建築界の状況が、
歴史主義とモダンデザインと社会政策派の争いとして、
明快に書かれています。
丹下のデビュー作となる広島ピースセンター(昭和30年完成)では、
工事中に丹下自身が撮影した、
墓地の中に立ち上がるピースセンターの姿が印象的でした。
昨年末、広島平和公園を訪れ、
平和大通りから、ピースセンターを通して原爆ドームへとのびる、
軸線の妙、街との結びつきの強さを再確認しましたが、
川を挟んで建っていた14、5階建のマンションが、
景観を壊しているようで残念でなりませんでした。
>>関連ブログ2010.11.16 丹下健三設計のホテル「赤プリ」の天井高さ
>>関連ブログ2015.8.6 原爆投下前の広島の街並復元模型 日々の営み
広島平和記念資料館や丹下健三について詳しく知りたい方
>>arch -hiroshima 広島平和記念資料館および平和記念公園