『風と光と暮らす家』[木造2階建・SE構法]の工事監理。
設備配管工事と、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)防水やガルバリウム鋼板葺きの屋根下地の施工状況を確認しました。
ここのところの台風などの影響で、FRP防水業者さんの工事が今週終わりませんでした。
既に断熱材を組み込んだ屋根下地に水が入らないように、週末の台風19号に備えてブルーシートを2重にして屋根全体を覆ってもらうことにしました。
>>関連ブログ2011.9.29 屋根FRP防水工事 みんな集まる家
建物を長期に渡って使い続けていくためには、設備配管の交換がしやいようにしておくことが大切です。
配管を内部から外部に貫通させる方法は、1.木造壁部分で貫通させる、 2.基礎立ち上がり部分で地面の上に貫通させる、 3.耐圧版から地面の下に向けて斜めに貫通させる3つの方法があります。3番目の方法は、配管は外から見えなくなるため外観がスッキリします。しかし、コンクリートに直接配管を埋めてしまうと何かあった時に交換がたいへんになるので、左写真のように「鞘管方式(さや管方式)」としておきます。
また、床下や天井内の配管が点検できるように、床下点検口や天井点検口を設けておきます。
アーキプレイスでは、配管の種類や位置、貫通場所、工事の難易度、意匠性、工務店の得手不得手などを考慮してどの方法にするか決めています。
>>関連ブログ2011.8.23 さや管方式 基礎貫通キット
リビング南側の高窓の位置からLDKと階段の吹抜を見たところ。