『くるりのある家』(木造2階建、在来工法)の現場。これから制作される木製建具の打合せを建具屋さんとしました。まず、設計図通り建具が現場に納まるか見て回り、木製建具の枠の形状や引手の確認をしました。
玄関ドアは、米杉(レッドシダー)横張りの製作ものです。
木製の玄関ドアを制作する時に、注意しなければいけない点の一つが気密性です。
一般的にはモヘヤと言われる気密材を使い、上下は建具側に、左右は縦枠側に取付けることで、枠と扉の間にできるすき間を塞ぎます。
木製玄関扉の枠、その横の同じ材料で作る小壁が塗装されました。この小壁にポスト、インターホン、表札が取付けられます。
設計事務所アーキプレイスでは、木製の内部建具に引き込み戸を多用します。引き込み戸は戸袋に納まるので、開けっ放したときに邪魔にならず、壁も有効に使えます。建具を引き残しなしで納める場合、木口に回転把手などを付けて建具を引っ張り出しますが、近頃はそれを兼ねた引手金物もいくつか登場し、それを採用することが多くなりました。
上写真の引き手金物は、KAWAJUN カワジュン PC-409 ドア厚36mm用、幅62、高さ70
下写真の引き手金物は、WEST ウエスト 442 Flush Pull 戸引手 ドア厚36mm用、幅20、高さ45
吹抜上部の窓周りにはプラスターボードが貼られました。正面の窓には、電動ハニカムスクリーン用のBOXを天井に作っています。天井中央の配線は、建て主の方がお持ちのシーリングファン用のもの。
バルコニーの外壁窯業系サイディングも貼られました。FRP防水の上には、ウッドデッキ(ヴェルダデッキ)が、2階内部の床と段差なく敷かれます。
ジョリパットの吹付が終わった外壁。木製サッシとの組み合わせは、建て主の方の理想に近い感じになりそうです。
プラスターボード貼がほぼ終わり、これから継ぎ目等をパテで埋めるビニルクロスの下地作りに入ります。
>>くるりのある家 竣工写真 その1
>>くるりのある家 竣工写真 その2
>>くるりのある家 竣工写真 その3
【設計事務所アーキプレイスでの外壁左官仕上げの住宅事例】