『中山メンタルクリニック』内装工事が始まり、現場の墨出し(すみだし)の確認に行きました。(2/9)
墨出しというのは、壁の位置を現場の床に描いていくことで、これからの工事を進めていく上でとても大切な作業です。
床は綺麗に清掃されて、墨だし作業の邪魔になるものもありません。
壁の下地となるLGS(軽鉄下地)の位置と仕上り面の位置が書かれています。設計で想定していた寸法通りにいかないところは、微調整を加えながら最終的な壁位置を、工事会社の方と決めていきました。
給排水工事、換気空調工事の方とも配管経路やエアコン設置位置などの確認。
この墨出しの時点で、工事の先を読んで問題点を洗い出し、課題の解決方法や検討すべきことをまとめ、現場監督さんや工事業者の方と共通認識をつくっておくことが工事をスムーズに進めていく上でとても重要になります。
換気ダクトや排水管などの材料が、屋外階段を使って4階の施工現場まで運び込まれました。
待合室となる場所にある分電盤(写真正面)は簡単には動かせません。このままだと待合室の雰囲気を台無しにしてしまうので収納で隠しますが、何かあった時には点検もできるように工夫する必要があります。壁の上部のある排煙窓(右上)も塞ぐわけにはいかず、かといって、このままだと目立って待合室の雰囲気を壊してしまうため、存在感をできるだけ弱めたいと思っています。
>>中山メンタルクリニック 竣工写真 その1
>>中山メンタルクリニック 竣工写真 その2
【設計事務所アーキプレイスの医院・クリニック設計事例】