『中山メンタルクリニック』内装工事。壁や天井のLGS下地や給排水の配管工事、エアコンや換気扇の設置、電気設備の配管・配線の確認に行きました。(2/26)
テナント内装工事での壁や天井下地には、木造住宅などの木材を使った下地ではなく、規格化された鉄のLGS下地(エルジーエス下地・軽量鉄骨下地)を使います。
JIS規格のLGS(軽量鉄骨下地)には次の5種類(50型、65型、75型、90型、100型)があって、幅45mmに対して奥行き方向の寸法が50〜100mmまで揃っています。 使用場所や高さによって適切なLGSを選定して使いますが、通常は天井高さ4.0mまで使えるLGS65型(45×65mm)が基本になります。LGSの形状には「C型」の他に、角スタッドと呼ばれる、長方形・正方形のものがあり、この現場でも角スタッドの65×45や40×40を外壁側と柱周りに使っています。
壁用には、LGSの柱を上下で固定するランナー、柱中間の振れ止めがあり、天井用には、木造の天井の野縁に当たるシングル野縁(Mバー)、ダブル野縁(Wバー)、野縁受けに当たる野縁受け、吊り木にあたる吊りボルトなどの規格部品が揃っています。
また、下地にLGS(軽量鉄骨下地)を使う場合は、下地工事は大工さんではなくLGS専門の工事業者さんが行うため、その後の大工工事などとの作業分担や納まりの確認など密な打ち合わせが大切になります。
給排水配管の種類と位置、勾配を確認。
LGS下地の天井に、先に吊られたエアコンや換気扇の位置も確認。
時間帯によって、上階テナントからの音(足音や話し声)が意外と大きく聞こえてくるため、事務所にある測定器で計測してみました。
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 中山メンタルクリニック
>>中山メンタルクリニック 竣工写真 その1 >>中山メンタルクリニック 竣工写真 その2
>>設計事務所アーキプレイスの動画 You Tubeチャンネル archiplacejapan
【設計事務所アーキプレイスの医院・クリニック設計事例】