真夏の雲が青空に立ちのぼる中の『室内化したテラスを持つ家』(木造3階建・SE構法)の現場。
立っているだけで汗が吹き出してくるほどの暑さでしたが、建て主の方に1階から屋上までご覧頂きました。
一番涼しい1階に用意された即席のテーブルで打合せ。
溶融亜鉛メッキのリン酸処理鋼板やガルバリウム鋼板、アルミサッシ、ファイバーグレーチング、レバーハンドルなどを、サンプルや図面で打合せ。
初めて使う溶融亜鉛メッキのリン酸処理は「スバングル」といわれる結晶模様、色の濃さ、表面クリア塗装の有無で見え方や印象が大きく変わるため、8種類のサンプルの中からイメージに一番近いものを慎重に選びました。
大工さん、現場監督さんとはパラペット周りのガルバリウム鋼板の笠木の形状や外壁の通気経路の作り方などを相談。
外壁通気層の最上部に使うL型の通気ライナー(日本住環境株式会社)。空気の道をL型に曲げることで、台風時などの強風をともなった雨も通気層に入りにくくしている優れもの。施工もし易くなっていて大工さんにも好評でした。
ガルバリウム鋼板を加工して作る水切りの打合せ中。宿題も少し持ち帰りました。
外壁の合板の施工を確認。透湿防水シートが貼られる前に雨に降られたとしても、内側まで濡れないように、合板の水平継ぎ目部にも防水テープが貼られており、とても丁寧な仕事ぶりが伺えました。
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