『しだれ桜と暮らす3世代の家』の平屋部分には、非常に難しい構造上の問題があり、意匠との調整を測るため構造設計者・千葉さん(構造設計スタジオ シエスタ Siesta)と打ち合せしました。
下の模型写真の大きな開口部の中心には柱を入れたくありませんが、屋根からの大きな力もかかっています。構造設計者と時間をかけて検討してきましたが、なかなか意匠と構造をともに満足させる良いアイデアが浮かばず解決できずにいたところです。
今日の打合せでは施工者側の意見も聞いた上で、この梁は手加工として、上部の梁には通常の流通材(長さ6m)を超える長さの梁を使うことにし、さらに、直交する水平梁や登り梁との接合は、特殊な形に加工した接合金物を使って堅結することにして、なんとか難問を解決できました。