『独立した二世帯が集う家』(木造3階建・SE構法)の現場監理。(9/29)
1階のコンクリートの耐圧版の上にネダフォームが施工されました。ネダフォームは床の断熱を兼ねた下地材です。ネダフォームの白い部分はポリスチレンフォームの断熱材で、樹脂でできた黒い部分には釘が打てる作りになっていて、断熱材の厚さも数種類用意されています。
ネダフォームを使う理由を簡単にいうと「床下空間を無くして階高さを確保し、建物の高さを抑える」ことと「玄関の床段差を少なくする」ためです。ネダフォームで使うことで抑えられる高さは30センチ程度ですが、道路斜線や高度斜線(北側斜線)が厳しくかかる都内の広さに余裕のない敷地では、とても大きな差になり、高さでけでなく平面計画自体が変わってきます。また、道路から玄関までの距離が取れない中で、ネダフォームを使うことで1階の床の高さを低くできることは、アプローチや玄関の大きな段差を無くしたり小さくできるためバリアフリーの観点からとても有効です。
技術的にはおさえておかなければいけないポイントがいくつかありますが、簡単に説明することが難しいので、いつかまとめられればと思います。
>>関連ブログ2019.2.4 「住宅デザインの手帖」にアーキプレイスの4つの住宅事例が掲載されました。
2、3階の各世帯のリビングの床には、温水式床暖房のパネルが敷かれました。
温水式床暖房のパネルは厚さが12mmあるため、外周のパネルが敷かれない部分には高さ調整の厚さ12mmの合板を敷きます。
木造住宅用のサッシではなく、ビル用のサッシを使った部分も打合せどおりに施工されました。
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>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その1
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その2
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その3
>>関連ブログ2015.6.30 独立した二世帯が集う家 1/50模型
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