『室内化したテラスを持つ家』(木造3階建・SE構法)の工事監理。(9/30)
大工さんはアルミサッシの窓に取付ける開口枠(木枠)を作っています。
開口枠(木枠)は4本の木材を組むことわけですが、よく見ていくとなかなか奥の深い仕事で、大工さんの力量が表れるところでももあります。窓枠にブラインドやロールスクリーンの本体を組み込むようにすると枠は複雑な形状となり、図面から形を正確に読み取り、実際に木に加工を施してして角ですき間なく接合させるには立体感覚も必要になります。
実際の窓についたところ。仕上がったところを想像してみてください。
「留め(トメ)」といわれる、2本の木材を45度同士で突きつけたように見せる接合方法。とても綺麗に施工されています。
”45度同士で突きつけたように見せる”と書いたのは、今までの写真でも分かるように、表側から見れば45度ですが、裏では45度になってない部分もあるからで、複雑な加工が施されています。また、複雑に加工して2本の材を接合することで、この部分の狂いを抑えています。
外部の透湿防水シートが施工され、窓周りや給気口まわりの止水がきちんとできているか確認しました。