事務所の近くにある東京オペラシティアートギャラリーに行ってきました。
パントン(1926-98、デンマーク生まれ)はプラスチックで作った、流れるようなフォルムの《パントン・チェア》が有名ですが、インテリアやプロダクトも幅広く手がけていたことを知りました。
なかでもインテリアは、床/壁/天井がすべて同じグラフィカルな模様で覆われていたり、鍾乳洞のように見える天井が照明になっていたり、さらに色使いも強烈なため、写真だけでも空間の濃密な感じがグングン伝わってきました。代表作の《ファンタジーランドスケープ》は会場に再現され、パントン空間のフォルムや色使いも体感できるようになっていて、なかなか充実の展覧会でした。
石井正博