現在工事中の『独立した二世帯が集う家』(木造3階建・SE構法)。階段につける木製手すりは、既製品を取り付けるのではなく、現場の大工さんが加工してくれることになりました。
数日図面を書いて、スタッフと一緒に手すりの形状や取付け方法などを検討。しかし、本当に良いのかどうかは図面だけでは確証がもてません。
そこで触った時の指の感触や握りやすさなどを確かめるために、スタイロフォームでモックアップを作ってスタディしました。
実際に作って握ってみると、壁に対しての角度の付け方、手すりの幅や高さ、アールの付け方、壁との空き寸法などで、触ったときのフィット感や力の入りやすさなどが微妙に違ってくることなどがわかります。
触った時のフィット感に関わる手すり形状とともに、見た目の美しさ、コーナーの収め方、取り付け高さなど、突き詰めて行くと階段手すりだけでも、検討すべきことがたくさんあることを実感しました。既製品の手すりを取り付ければそれで終わりですが、今回はあえて一から考えてみることで、手すりの奥に広がっている奥深いモノづくりの世界に触れることができ、貴重な経験になりました。出来たときには建て主の方の感想もお聞きし、今後の改善に生かしていきたいと思います。
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