沖縄の学生が事務所訪問にやってきた

沖縄で建築を学んでいる、インターナショナルデザインアカデミー建築デザイン科の学生4人の事務所訪問を受けました。

個人住宅を主に設計している、設計事務所アーキプレイスのような小規模設計事務所の仕事の内容を説明したあと、アーキプレイスで設計した住宅の模型や写真を見てもらいました。が、説明しているうちに、ふと、不思議な感覚に落ち入りました。「狭小地の3階建て」「内部のプライバシーを守るために設けた目隠し壁」「採光や通風のために2階に配置したリビング」など、どれも沖縄ではあり得ないような条件のもと、あり得ないような住宅だと改めて気づいたからです。

沖縄の住宅は、強い風や日差しなどの自然環境の影響を強く受けています。また、その影響から、日本で唯一木造よりもコンクリート造やブロック造が多い地域でもあります。

一方、東京近郊の住宅は、自然環境の影響よりも社会環境(地価や狭小密集など)の影響を、強く受けて出来ていています。

日本の多くの地域が、自然環境>社会環境なのに、東京近郊のような都市部になると、自然環境<社会環境という図式になっていることを再認識しました。

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沖縄紅福餅をお土産にもらいました。

スタッフの久坂が着ていた服と同じ、紫色のお餅。


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