11月3日に開館した写実絵画の専門美術館、ホキ美術館(設計:日建設計)に行きました。
ホキ美術館のギャラリーは、ピクチャーレールやワイヤーなどの鑑賞の妨げとなるものがいっさい無く、照明器具の存在も消えて、ただ絵画と向き合える心地よい空間になっていました。ギャラリー8「私の代表作」では、森本草介、野田弘志、原雅幸など15人の作家の、創作への思いを音声で聞けるなど、ソフトとハードが融合したすばらしい美術館でした。
ホキ美術館の案内板。緩やかにカーブした3層のギャラリーがズレて重なった複雑な構成。
アプローチは緩やかなにカーブしたスロープです。
駐車場側から見る。遠くに、公園「昭和の森」の杉木立が見えます。
ホキ美術館の建築的最大ポイント、空中に飛び出したボリュームが目を引きます。実際に見てみて構造的な考え方がやっと分かりました。
東側は住宅地に面しています。
鉄筋コンクリート造の上に、鉄骨造のボリュームが浮いたように載っています。
ぐぃぃぃぃぃーん・・・下から見上げると大迫力です。
絵画と建築、そしてレストランにも満足した5時間でした。