しだれ桜と暮らす3世代の家 竣工写真 その1

3月(2016)にお引き渡しした広島県三次市の二世帯住宅『しだれ桜と暮らす3世代の家』(木造2階建・在来工法)の竣工写真 その1。

敷地周辺には、なだらかな山並みと、のどかな田園風景が広がる広島県の中山間地域に建つ3世代・家族5人が暮らす二世帯住宅です。庭にはこの地域のシンボル的な存在となっている、樹齢250年の大きなしだれ桜の木があります。春の訪れを告げるようにしだれ桜が咲くと、ご近所の方をはじめ、遠くからもたくさんの人たちが訪れ、写真を撮り、桜の下で会話し、時にお茶を飲んでいかれます。家族の成長と暮らしを見つめ、街の変化とともに生きてきたこのしだれ桜と住まいの関係を新たに築き、対話させ、しだれ桜が培ってきた ”人と人を結びつける力 ”を新しい住まいにいかに継承していくかということが、この家づくりの大きなテーマとなりました。

敷地面積:1018.62m2  建築面積:224.62m2  延床面積:312.32m2

設計監理:設計事務所アーキプレイス  施工:株式会社 アマノ  構造設計:構造設計スタジオ  シエスタ 写真 :Archiplace

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敷地より少し高くなった、東側の道路側から見る

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南西側には川が流れている。2階建ての屋根勾配は、この地域の赤い瓦屋根(石州瓦)の勾配に揃えている。

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庭側(南側)から見る。手前は平屋建て、右奥は2階建ての構成で、屋根には太陽光発電パネルが載っている。

>>関連ブログ2015.5.30 しだれ桜と暮らす3世代の家 住まいの「芯」

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平屋部分の庭側にはデッキテラスが廻り、2階建て部分にも子世帯のリビングに面したバルコニーがある。

>>関連ブログ2015.12.26 しだれ桜と暮らす3世代の家 屋根板金が葺かれました

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南側のデッキテラスの上には大きく持ち出した屋根がかかる。外壁は左官壁で、LDKは幅4.6mの木製サッシのでデッキテラスに開いている。

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[左]玄関ホール デッキテラスから段差なく繋がる。天井は屋根の形と梁(垂木)を表わした傾斜天井で、左には引き戸の奥に和室(仏間)が見える。 [右]梁(垂木)を表わした傾斜天井が玄関ホールからLDK側まで広がっている。

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和室(仏間) 壁の中に引込まれる木製サッシと障子を開けると、しだれ桜が見える。

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傾斜天井の構造がそのまま、デッキテラスの屋根を支えている。

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[左]デッキテラス側から、仏壇置き場と床の間のある側を見る。 [右]床の間の床框(とこがまち)と床板(床板)は、黒檀(こくたん)の突き板貼り。 sIMG_2332 sIMG_2226

[左]畳に座ると、しだれ桜が開口に切り取られて見える。 [右]引き込みの障子を閉めたところ。畳は縁なし畳。

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傾斜天井の梁(垂木)は38×286の2×12(ツーバイツエルブ)材で、繭のようなペンダント照明が吊るされている。

>>設計・工事経過  ブログカテゴリー しだれ桜と暮らす3世代の家

>>しだれ桜と暮らす3世代の家 竣工写真 その1 >>しだれ桜と暮らす3世代の家 竣工写真 その2 >>しだれ桜と暮らす3世代の家 竣工写真 その3

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