JR横浜駅と元町・中華街駅までを結ぶ「東急みなとみらい線」は、駅の設計に著名建築家も参加したものです。それぞれ(地上の)街の歴史や特徴とあいまって、ほかにない魅力的な駅となっています。
『SEA’S建築家展』の開かれた赤レンガ倉庫に近い「東急みなとみらい線:馬車道駅」:内藤廣建築設計事務所
改札部分のドーム天井や本物のレンガを使った壁の仕上げが特徴です。
改札のひとつ上のレベルは、何かに使えそうなほど広々していてます。
馬車道駅の位置はかつての横浜銀行旧本店の真下にあたり、壁面に金庫扉やラジエターなどがレリーフとして飾られています。よく見ると、ここのレンガの色は改札内と少し違っていまが、これは改札内のみは大正以前の古レンガが使われているからです。
東急みなとみらい線:みなとみらい駅:早川邦彦建築研究室
白を基調とした大きな吹抜け空間の中に、赤や青、黄色など鮮やかな色彩がつかわれ、空調ダクトが空中に走るなどポップで未来的な感じのする駅です。
東急みなとみらい線:元町・中華街駅:伊東豊雄建築設計事務所
ヴォールト状(かまぼこ型)の高い天井や、金属や大判タイルを使ったシャープなデザインの中に、横浜の昔の姿を焼き付けた壁面がとても印象的です。
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