新しい家づくりプロジェクト『細長変形地の二世帯コートハウス』(木造3階建・耐震構法SE構法)の紹介です。
設計事務所アーキプレイスもメンバーである建築家31会の横浜赤レンガ倉庫での家づくり展「建築家31人×3works vol.22(建築家31人×3作品の模型展)」で出会った方で、これから一緒に家づくりをしていくことになりました。
>>建築家31会 石井正博+近藤民子 設計事務所アーキプレイスのページ
敷地は都心の住宅密集地にあり、三方向を建物に囲まれた細長い変形敷地です。南西方向にある唯一 ”抜け” を生かせる位置に外部空間(コート、デッキテラス)を設け、周囲の視線から内部を守りながら居住環境を高めています。
住宅密集地でありながらも自然の光や風を感じながら暮らせるようにしたコートハウスで、音楽が趣味の共働きのご夫婦と子供さんの世帯と、愛猫と暮らす叔母さまとの完全分離型の二世帯住宅です。
*玄関や水廻りなど、一部を二世帯で共有する住宅は部分共用型の二世帯住宅といわれます。
北東側鳥瞰 三方向を建物に囲まれた細長い変形敷地に建つ3階建・都市型の二世帯住宅(建築基準法的には長屋建て住宅)
アプローチ道路(北側)から見る。構造は、木造でありながら駐車スペースとアプローチを間口いっぱいで無駄なく計画できるSE構法(えすいーこうほう)を採用。
ポーチ 左側に二世帯それぞれの玄関が見える(扉を開けた状態)
1階世帯 キッチンの位置から板塀で守られたコートとダイニングを見る
猫も遊べるコートとダイニングキッチンとは床段差なく繋がる
寝室 左が洗面室 正面は物干しの庭で右はコート
2階リビング コート上部の空間に面した場所で右は階段スペース
2階ダイニングキッチン 右手前は北側の窓に面したスタディコーナー
[左]音楽室(左手)への行き来へも利用するデッキテラスからリビング側を見る
[右]二世帯の程よい距離感を生み出す、1階のコートと2階デッキテラスの関係を見る
デッキテラスを挟んでリビングと向かい合っている音楽室 グランドピアノが置ける広さがあり一部ロフトとなっている
3階の子供部屋 将来2室に仕切ることを想定している 右は階段スペース
[左]最上階のサンルーム 奥は階段スペース
[右]北〜東に広がる公園の緑を楽しめるように北側に設けた屋上テラス
細長い変形敷地の中で唯一空いている南西側の ”抜け” を生かせる場所に、1階世帯のコートや2・3階世帯のデッキテラスの外部空間を設けている
南西側の鳥瞰
>>住宅紹介動画 Houses_Movie01 細長変形地の二世帯コートハウス
資金計画(住宅ローン)の目処がたち、設計の打合わせをこれから本格的に進めていくことになりました。プレゼ案に対しての新たなご要望を伺い、今後のスケジュールや予算計画、設計監理契約書類のご説明も行いました。
>>関連ブログ2016.6.27 資金計画と一緒にはじめる建築家との家づくり
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