『細長変形地の二世帯コートハウス』(木造3階建・耐震構法SE構法)の工事は、先週、地盤改良(柱状改良)が終わり、今週、基礎の墨出しを行いました。
この現場で採用した地盤改良方法は、セメント系固化材による「柱状改良」です。手順としては、現場に穴を掘る→セメントミルクを注入→混合攪拌によって、硬い地盤に到達する長さの円柱状の硬い柱を地面の中に作ります。柱状改良体の長さ(深さ)は地盤調査によって決める支持層の位置までなので、深い場合は10mを超えることもあります。今回は比較的高い位置に支持層があったので、長さ3.75m、直径500mmの改良体を35本作って建物の全荷重を支えます。
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現場はには捨てコンクリートが施工されています。建物の基準となる線(通り芯)を捨てコンクリートの上の正確に引き、それを基準として基礎の型枠や鉄筋が施工されます。建物の基準となる線を現場に引いていくことを「墨出し」と言いますが、「墨出し」は建物実際に作っていくための原寸での作図で、とても大切な工事工程です。
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