半年前から、少しづつ作っていた子供用の椅子が、
娘の3歳の誕生日前にやっと完成しました。(石井)
材料はパインの厚さ15mmの集成材で、
パインの木目が生きて、手触り感の良い植物性オイル塗装のナチュラルな
仕上げにしました。
子供の椅子は成長に合わせて
座面のたかさの違う2通りの椅子となり
横にすればテーブルや踏み台としても使えます。
さらに将来は本棚としても使えればいいなと、
いろいろ考えながら作りました。
子供が持ち運びしやすいように
側面には手がけ用に孔を開けたり、
表面にビスやダボが見えない接合にするなど、
製作は大変でしたが、
仕事柄こだわりました。
椅子の表面に釘やダボが見えないように、すべて厚さ15mmの板厚の中に木のダボを仕込んで板と板を接合。板厚は18mmや20mmを使えば接合は楽ですが、子供が持ち運ぶことを考えてできるだけ軽くしたかったので15mmで作りました。手間はかかりましたが、出来上がりはスッキリスマートで気に入っています。
椅子の上下をひっくり返して、座面の高さを高くして使う場合。
子供の成長に合わせて、座面の高さを変えて使えることがこの椅子の大きな特徴です。
高いところの物を取ったり、キッチンでお手伝いする時の足台。また、テーブルとして使う場合は横にします。
こどもの本棚や小物置き場として使う場合。
子供椅子の角にはアールを付けて、丸みを持たせています。子供でも簡単に持ち運びできるように、手掛けの孔も側板の上下に開け、その部分にも丸みを持たせています。