『桜並木と暮らす家』(木造2階建・在来工法)の現場監理。桜を切り取る高窓にはガラスが入り、2階へ上がる階段もかなり出来てきました。
道路側の高窓に入ったガラスに桜が写っていました。
工事中に建て主の方とも相談しながら、より桜並木を大きく捉えられるように高窓上部の作り方を変更しましたが、その効果はかなりあるように感じました。
高窓のガラスには「網」の入っていない防火ガラス・ファイヤーガラスを使ったので、ガラスの存在をあまり感じることなく、桜もくっきりと見ることができます。
「延焼のおそれのある部分」窓では、網入りガラスに変わる防火ガラス・ファイヤーガラスを使うには、ビル用サッシを使うなど方法が限られましたが、サッシメーカー(YKKap)から、耐熱強化ガラス複層ガラス(防火ガラス・ファイヤーガラス)を使った住宅用の防火サッシも発売されました。またまだ使える窓の大きさは物足りませんが、、窓から屋外の景色を眺めるときにに“ガラスの中の網”が眺望性を損ねてしまう点が、これから解消されていくかもしれません。
>>網なしガラスも選べる防火設備 防火窓 Gシリーズ/YKKap
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階段の周り部分をスッキリした納まりにするために、実際に作る人たちも熱く議論中。
吊り階段の踏み板が施工されました。視線の抜ける軽やかな階段が迎えてくれる玄関になりそうです。
>>桜並木と暮らす家 竣工写真 その1
>>桜並木と暮らす家 竣工写真 その2
>>桜並木と暮らす家 竣工写真 その3
玄関ポーチ・自転車置き場の壁に、スッキリした窯業系サイデイングがはられました。
【 設計事務所アーキプレイスでの木造在来構法の住宅事例 】