あるノルウェーの大工の日記 オーレ・トシュテンセン


久しぶりにご紹介する本は、『あるノルウェーの大工の日記』(オーレ・トシュテンセン著/中村冬美+リセ・スコウ翻訳/牧尾晴喜監訳/エクスナレッジ)です。

平昌オリンピックで大活躍だったノルウェーも、日本にとっては、他の北欧諸国(フィンランド、スウェーデン、デンマークなど)に比べると紹介されることが少なく、遠く感じる国ではないでしょうか。

この本は、そんなノルウェー・オスロで「フリーランス」で働く大工さんが、屋根裏のリノベーション(かなり大きな改築)過程をつづった日記です。

大工さんの現場の様子や生活、職人さんやクライアントとの関係、仕事に対する誇りや喜びなどが、工事の進行と併行して書かれているのですが、日本の大工さんとのあまりの「近さ」に驚きました。同時に「ものづくり」というものは広い世界とつながっていて「フリーランスで仕事をする」ことの悩みや楽しさは、世界共通なのだと気づかせてくれるようでした。

日本では、法隆寺の宮大工棟梁・西岡常一(にしおか つねかず)の『法隆寺を支えた木』『木のいのち木のこころ』、西岡の内弟子宮大工・小川三夫(おがわ みつお)の『不揃いの木を組む』などの素晴らしい本がありますが、街場の大工さんが書いた本は読んだ記憶がありません。身近な「家をつくる」身近な大工さんのことを知るためにもオススメの一冊です。

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