週末、東京ステーションギャラリーで開催中の「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展へ娘と行ってきました。(石井正博)
隈研吾(1954〜)は、東京オリンピックに向けて工事が進んでいる新東京国立競技場をはじめ、国内外で膨大な量のプロジェジェクトをかかえて疾走する世界的な建築家です。
「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展はタイトルが示すように、よくある建築家の作品展とはちがって、隈研吾&隈研吾建築都市設計事務所が材料・マテリアルを武器として建築の世界に新たな可能性を見出し、切り開いてきた軌跡を分類・整理して展示してあります。
竹、木、紙、石、土などの様々な材料・マテリアルの実験的な試みの量と豊富なアイデア、それを現実のものとして実現させていくエネルギーには改めて驚嘆しました。
東京ステーションギャラリーを出たところには、東京駅周辺の街並みの変遷がわかる模型が展示されていましたが、この50年で建物の高さ・ボリュームが劇的に変わってしまったことが見てとれました。
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