建築家31会(ケンチクカサンイチカイ)の家づくり展をきっかけとして家づくりが始まり、今年(2018)1月にお引き渡しした長屋形式の二世帯住宅『細長変形地の二世帯コートハウス』(木造3階建・SE構法)の竣工写真 その1。
敷地は都心の住宅密集地にあり、三方を建物に囲まれた細長い変形敷地です。
南西方向にある唯一 ” 抜け” を生かせる位置に外部空間(コート、デッキテラス)を設けたコートハウス形式にすることで、室内の住環境を高め、プライバシーの守られた落ち着きのある完全分離タイプの二世帯住宅を計画。住宅密集地でありながら自然の光や風とともに暮らせる、音楽が趣味の共働きご家族と愛猫と暮らす叔母さまとの二世帯住宅です。
敷地面積:94.65m2(28.6坪) 建築面積:56.77m2(17.16坪) 延床面積:128.08m2(38.74坪)
設計監理:設計事務所アーキプレイス 施工:匠陽(しょうよう) 構造設計:NCN(エヌ・シー・エヌ)
写真[S.Osawa=大沢誠一、AP=アーキプレイス]
南西から見下ろす。建物の中間に外部空間(1Fコート、2Fデッキテラス)が組み込まれている。[S.Osawa]
>>関連ブログ2017.8.20 上棟しましたSE構法木造3階建て 細長変形地の二世帯コートハウス
道路側の外観 耐震工法SE構法(SE工法)の強みを活かした間口いっぱいのピロティ空間。上部の外壁はガルバリウム鋼板のサイディング[S.Osawa]
>>関連ブログ2017.2.7 確認審査機関と豊島区役所へ事前相談に行きました
ピロティに二つ住戸の玄関扉が並ぶ。仕上げはフェロドール塗装。
子世帯は、玄関のみ一階に設けられている。[S.Osawa]
左は壁面収納で、階段は木製の箱階段(一部収納)とスチールのスケルトン階段の組み合わせ。[S.Osawa]
スチールのスケルトン階段には衣類ハンガーが掛けられるように鉄筋を溶接している。[S.Osawa]
2階のLDK 階段を挟んで手前がダイニングキッチンで奥がリビング。[S.Osawa]
天井は板張り状の仕上げとしてリビングとダイニングの連続感を高め、一方で床には35cmの差をつけたスキップフロアの構成として ”場” の性格を変えている。中間にはデスクを造り付けたスタディコーナー。[S.Osawa]
>>関連ブログ2017.9.27 中間検査と鉄骨階段の設置 細長変形地の二世帯コートハウス
手前のダイニングキッチン側には、斜めの壁を利用した奥行きが徐々に深くなる壁面収納がある。[S.Osawa]
>>関連ブログ2017.12.6 天井の天然木練り付け不燃化粧板 細長変形地の二世帯コートハウス
ダイニングキッチンからはリビングの外のデッキテラスまで見通せる。さらにその先に離れのピアノ室がある。[S.Osawa]
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 細長変形地の二世帯コートハウス
>>細長変形地の二世帯コートハウス 竣工写真 その1
>>細長変形地の二世帯コートハウス 竣工写真 その2
>>細長変形地の二世帯コートハウス 竣工写真 その3
>>住宅紹介動画 Houses_Movie01 細長変形地の二世帯コートハウス
■Works 完成写真[事例写真] 都市型住宅
■Works 完成写真[事例写真] 木造(SE構法・SE工法)
■Works 完成写真[事例写真] 二世帯住宅・多世代住宅
■Works 完成写真[事例写真] 中庭・コートハウス
【設計事務所アーキプレイスでの二世帯住宅・多世帯住宅の事例】
ミカンの木の育つ二世帯住宅、緑と眺望を楽しむ長屋建て住宅、しだれ桜と暮らす3世代の家、独立した二世帯が集う家、東京タワーと桜に見える家、みんな集まる家、風が吹抜ける家