ドイツを拠点とする建築情報サイトhomify(ホミファイ)の「完全分離型の二世帯住宅とは?」という特集記事で、都市型の二世帯住宅『独立した二世帯が暮らす家』(木造3階建・SE構法)が紹介されました。
二世帯住宅を分類するとき、二世帯で「共有」する部分の有る無しで「完全分離型」と「一部共有型(部分共有型)」に分ける方法があります。「共有」する部分としては、玄関、水廻り(浴室+洗面室)キッチンが考えられます。
「完全分離型」は内部での行き来ができない場合はそれぞれ別の住宅とみなされるため「長屋(長屋形式)」になり、行き来できる場合は「一つの住宅」とみなされるます。二世帯をつなぐドア一枚の有る無しによって、関連する建築法規の内容が大きく変わってしまうため、二世帯住宅を計画する場合には注意が必要です。
実は『独立した二世帯が暮らす家』(東京都北区)は、完全分離型ではなくて、玄関を二世帯で共有した一部共有型の二世帯住宅ですが、最初の説明にある
「ライフスタイルや生活時間が異なる親世帯と子世帯の暮らしを尊重しながら、適度に寄り添いあい、支え合うことができる住まい」
には合致した住まいになっています。いずれにしても二世帯住宅では、現在の暮らし方や将来の生活をイメージしながら、それぞれの家族にフィットした共に暮らしていく関係を見つけて、それを形にしていくことが大切です。
◼︎参考ブログ 二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点
>>二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その1 〜完全分離タイプ〜
>>二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その2 〜半分離タイプ〜
>>二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その3 〜完全同居タイプ〜
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 独立した二世帯が集う家
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その1
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その2
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その3
>>住宅紹介動画 Houses_Movie03 独立した二世帯が集う家
>>ご両親が3階の二世帯住宅 OZONE家design
>>建て主インタビュー 家づくりは大変だけど、楽しかった
【設計事務所アーキプレイスでの二世帯住宅・多世帯住宅の事例】
ミカンの木の育つ二世帯住宅、緑と眺望を楽しむ長屋建て住宅、しだれ桜と暮らす3世代の家、独立した二世帯が集う家、東京タワーと桜に見える家、みんな集まる家、風が吹抜ける家