図面(平面図)を見て、部屋の広さや動線、窓の大きさや建具の位置などを頭にいれ、その平面図を理解していくのはなかなか難しい作業です。
多くの図面が白黒で描かれているため、建物の内部と外部の境界が分りにくく、壁(ソリッドなもの)と部屋(ボイドなもの)の区別も付きにくいことが、図面の理解を難しくしている原因のひとつです。
そこでお勧めなのが、平面図に色塗りをしてみることです。まず、壁をハッキリした色で塗って壁と部屋の区別を付け、次に通路(廊下)を淡い色で塗り、最後に部屋を塗り分けていくのがポイントです。
色塗りした図面では、部屋の大きさやバランス、部屋と部屋の繋がりが一目で分りやすくなります。また、この作業をすることで図面を細部まで注意深く見るようになり、図面の理解が深まります。
僕も図面(平面図)を理解し、設計者が考えたことを読み取るために色塗りをよくしています。上は、先月展覧会に行った吉村順三設計の「池田山の家」の平面図に色塗りしたものです。
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