造り付け家具の金物 東京タワーと桜の見える家

設計事務所アーキプレイスでは造り付け家具を作るとき、その家具の使い方やデザインを建て主の方と一緒に考えて、その家具にふさわしい金物を選定していきます。『東京タワーと桜の見える家』の、家具屋さんで造る家具を例に金物や納まりを紹介します。

収納家具の開き扉のハンドル。扉の大きさや重さとバランスのとれたサイズで、握りやすさ、手触り、素材感、色や形状、インテリアデザインとの関係などで決めて行きます。

スッキリとしたインテリアとしたい時は、扉の表面にツマミやハンドルを取る付けないことも良くあります。上下の扉の間の隙間(約2cm)に指がかりを造り、そこに指をかけて扉を開閉します。扉間の目地の幅を均一に見えるようにするには、想像以上の知識と技量がいるのですが、とてもキレイにできました。

スライド丁番アウトセットの納まり。今回は家具屋さんお勧めのblum(ブルム社・オーストリア)の丁番です。少し高価ですが、扉の開け閉めが重過ぎず軽過ぎず、ストレスのない絶妙な開閉感で、流石にオーストリアの金物はスゴいと感じるものです。

>>blum(ブルム社)ホームページ

扉がゆっくり閉まるようにソフトクローズを付け、地震時に扉が開いて物が飛び出さないように上部に耐震ラッチをつけました。

場所によっては、手掛けもいらないシンプルな埋め込み式のタッチラッチ(プッシュオープン)も使用しました。

キッチンの吊り戸棚を下から見上げたところ。シンプルに見せるために近藤がこだわったコーナー扉の三角の納まりが、家具屋さんの手により完璧に実現!

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