『東京タワーと桜の見える家』の左官仕上げの壁の一部にヒビが入りました。この壁は左官の下塗りの段階でヒビが入ったので、一度下地のボードを剝がして木製の骨組みを補強して仕上げたところなのですが、それでもヒビが入ってしまいました。
このまま左官仕上げを表面から補修しても、またヒビが入る可能性が高いため、建て主の方に相談して和紙張りに変更し、お引っ越し前にその施工を行ないました。
この壁には写真パネルを飾るため、ビスが効くシナ合板貼りですが、910幅の合板の継ぎ目ごとにヒビが入りました。
左官材の乾燥にともなってヒビは大きくなり、最終的には大きいところで幅1mmぐらいになりました。
ヒビの入った箇所をVカットして寒冷紗とパテで平にし、全面にシーラーを塗り、ヒビの箇所と和紙の継ぎ目をずらしながら和紙を貼りました。