木造住宅の構造材のプレカット図の確認 ときどき電車の見える家

今月(5月)末に建て方を行なう、『ときどき電車の見える家』の構造材のプレカット図が工務店から送られてきたので、断面詳細図などの設計図と見比べながらチェック。

木造住宅では、古くは大工さんが板に墨で板図という、木拾いや加工や施工の為の図面を書いていました。工務店の現場監督さんや大工さんが柱梁の加工のために施工図を書いていた時代もありましたが、現在、ほとんどの現場では木材を加工するプレカット業者さんが施工図をパソコンを使って書いています。そのためプレカット図と言われるようになりました。
現場に入るとプレカット業者さんがプレカット図を作成し、それを現場監督さんが間違っていないかチェックし、設計事務所(構造設計者を含む)も意匠図との食い違いがないか、設備配管はおさまるかなどチェックします。このやりとりを3〜4回繰り返して、実際に木材を加工するための間違いのないプレカット図が完成します。

木材の加工は、プレカット図の図面データにもとずき自動化された加工機械が行います。プレカット図が間違っていると間違った加工がなされるため、当たり前ですが、プレカット図という図面が木造住宅の成否を決めていることになります。

設備配管と梁の関係や、構造材と窓や仕上げの関係に食違いがないかなど、設計時に一度確認したことも含め、もう一度慎重に確認しました。

在来工法の2階建てですが、天井に段差があったり、屋根の跳ね出しが大きかったりするため、チェックする点はたくさんあります。

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