週末、『車椅子で暮らす日本橋の家』の建て主の方と基本設計の打合せ。
今まで検討してきた4階建てでの修正案(L4案)と、3階建ての可能性をさぐるため案(L3案、K3案)のプランを作成。3階建てとした場合のと4階建てとした場合のメリット・デメリットを具体的に比較しながら一緒に検討しました。部屋の広さなどのご要望を叶えられ、生活空間の中に外部空間をより組み込むことができる、4階建てで進めることになりました。
敷地模型の中に計画建物の模型を置いて、朝から夕方までの光の差し込み方、風の流れ方、窓からの見え方を具体的に想像してみることで、部屋やテラス(外部空間)のゾーニング(配置)の方向性が決まってきました。
写真左側、道路向かいのビルは2面の道路に面していて、写真の道路からの道路斜線は緩和されているため約10階の高さがあります。しかし、『車椅子で暮らす日本橋の家』の敷地が面しているのは写真の道路だけなので、4階の頭部分ぐらいに前面道路の道路斜線がかかります。天空率の緩和を検討したところ、緩和を使わない場合に比べて400〜500mmぐらい高く建てられそうでした。