なぜ客席は左右対称ではないのか ― ミューザ川崎シンフォニーホールを訪ねて

週末、娘が所属する管弦楽団のサマーコンサートがあり、妻と一緒にミューザ川崎シンフォニーホールへ行ってきました。(石井)

このホールは、中央のステージを360度客席が取り囲む「ヴィンヤード(段々畑)形式」のコンサートホールです。

ヴィンヤード形式:ブドウ畑の段々畑のようにブロック分けされた客席がぐるりと囲む構造

会場に入ると、客席が左右対称ではないことが気になりました。最初はバリアフリー対応のためかと思いましたが、調べてみると、客席を螺旋状に配置した「スパイラル構造」が「ヴィンヤード(段々畑)形式」とともに、このホールの大きな特徴でした。

音響設計は、世界的にも高い評価を受ける永田音響設計。このスパイラル形状は意匠性だけでなく、壁面や客席からの音の反射を均一にし、どの席でも豊かな響きが得られるよう考えられています。

>>ミューザ川崎シンフォニーホール(永田音響設計)

私たちは中央付近の2階席でしたが、ステージとの距離がとても近く感じられ、演奏者の息づかいまで伝わってくるようでした。建築と音響が一体となって生み出す空間の魅力を実感するとともに、娘たちの素晴らしい演奏を存分に楽しむことができました。


アトリウム側のホールの外壁は、五線譜と音符を模したデザインになっていました。
ミューザ川崎の施設全体の設計は松田平田設計です。

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