狭小地や密集地の住宅の設計では、
1階に駐車スペースを計画するのにとても苦労します。
一台の車を止めるスペースは約2.5m×5mですが、
建築面積の制限を頭にいれつつ、
上階を支える柱や耐力壁の位置と、玄関へのアプローチなども
同時に解決しなければならないからです。
こういった場合にSE構法(SE工法)では、上階にバルコニーなどを跳ね出せる
オーバーハングバルコニーや、間口を有効に使って計画できる
耐力フレームなどが用意されています。
*耐力フレームとは、補助柱と大梁で構成した門型の構造フレーム
耐力フレーム http://www.se-structure.com/structure/
ここで紹介するのは、2面道路の角部分に駐車スペースを計画し
上階の幅1.8mのデッキテラスを、柱から1.8m跳ね出した梁で支えたものです。
SE構法(SE工法)に限った方法ではありませんが、
狭小地や密集地などで、駐車スペースを設けるために1階に柱が建てられない場合には、この跳ね出し構造(片持ち構造、キャンチレバー構造、オーバーハング構造ともいう)は
有効な方法の一つです。
>>SE構法で1.8mの片持ちを実現した住宅事例 空と暮らす家(スキップフロア)
【設計事務所アーキプレイスでのSE構法の住宅事例】
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