密集地の住宅では、室内に光と風を取り入れることとともに、
道路や近隣からの視線をコントロールし、住宅内のプライバシーを守ることが、
大切になります。
視線をコントロールする物としては、塀や壁、植栽、木製格子、障子やカーテン
などがありますが、少し面白い材料にファイバーグレーチングがあります。
ファイバーグレーチングとは、ガラス繊維入の強化プラスチックで作った、厚さ数センチの
升目状の格子(建材)のことです。床材として使われるスチール製やステンレス製のグレーチングがありますが、ファイバーグレーチングも床材としても使われ、強度と耐久性が高い材料です。
『白山の家(南の空に向かって開いた家)』では、LDKのプライバーを守ために
デッキテラスの外側に半透明のファイバーグレーチングを使いました。
ファイバーグレーチングには白色やグレー色もありますが、
半透明のものは少しグリーンがかった色をしていて、
太陽光が当たると透明感が増して、水槽の中にいるような不思議な感覚になります。
【設計事務所アーキプレイスでファイバーグレーチングをテラスの床に使った事例】
【設計事務所アーキプレイスでファイバーグレーチングを猫の脱出防止用の面材に使った事例】
>>それぞれの時間を大切に犬猫と暮らすコートハウス 竣工写真 その3
【設計事務所アーキプレイスでファイバーグレーチングを門扉に使った事例】
<ファイバーグレーチング>
(株)中部コーポレーション http://www.chubunet.co.jp/frpgrating/index.html
(株)ダイクレ http://www.daikure.co.jp/products/grating01.html
>>関連ブログ2010.7.3 有孔折板(ゆうこうせっぱん)を住宅に使う