昨日、遅い夕食をとりながらNHK総合を見ていたら、 「京都・東山に、ひっそりとたたずむ別天地がある・・・」という ナレーションとともに、きれいな映像が流れはじめました。
南禅寺界隈には、多くは公開されずガイドマップにも載っていない、 15軒の別荘群があるのだそうです。
明治から大正にかけて、政財界の大物が“財力と美意識”を注ぎ込み、 競い合いながら造り上げたもので、「京都!天下無双の別荘群」の中では 唯一、山形有朋がつくった無隣庵(むりんあん)は見たことがありましたが、 他は不勉強で聞いたこともなく初めて見る別荘でした。 東山を背景とし、贅をこらした庭、建物、池などが見事なこと、 いままで手入れされ、大切に受け継がれてきたことにびっくりしました。
なかでも最大の、碧雲荘(へきうんそう)は7000坪の敷地に9つの茶室、 10人の専属庭師が365日、庭を手入れしているというのですから驚きです。
僕が観たのは、ワンダー×ワンダー「京都!天下無双の別荘群」という 番組ですが、同じNHKの「京都・南禅寺界隈 山紫水明のユートピア」でも、 似た内容の放送があったようです。こちらは見逃していました。
いつか公開される日には、それぞれの別荘の空間を映像を通してじっくりと味わってみたいものです。
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