『しだれ桜と暮らす3世代の家』(木造在来工法2階建)が上棟し、構造設計の方と広島県三次市の現場に確認と打合せに行きました。
LDK。タルキ状の梁を細かいピッチで天井に見せる構造です。プレカットでは加工できない難しい部分があり、その部分は手刻みでの加工です。
ロフト状になったLDKの北側を見る。
正面にしだれ桜が見える子世帯寝室。想像以上に気持ち良い部屋になりそうです。
一部に鉄骨梁を使ったガレージ部分。施工図どおりにできました。手刻みの加工場となっています。
南側には、庭に向かって、雨や直射光を防ぐ屋根が張り出します。
2階建て部分の骨組み。
構造設計の千葉さんと施工部分を確認して廻りました。
広島県三次市は東京よりも気温が少し低いので、一足早く紅葉しています。
敷地は道路レベルよりも少し下がっています。右が平屋建て、左が2階建て。正面の屋根超しに、しだれ桜が見えます。
時折降る雨で濡れないようにブルーシートで骨組みはすっぽり覆われ、床合板にもビニルの養生がかけてあり、とても丁寧に施工が進んでいます。
大きく持ち出す屋根先端の構造は、設計で考えていた形で試しに作って見ると弱くて撓みが大きいので、現場の方と改善策を相談。大工さんがモックアップを直ぐに作ってくれて、強度と見え方を確認して改善案を決めることができました。
建て主の方とも、仕上げ材やキッチン収納廻り家具の作り方、リビングの家具配置などを打合せ。密度の濃い2日間の出張でした。建て主のAさんをはじめ、現場の方々、千葉さんありがとうございました。
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