BLUE FRONT SHIBAURAで開催中の、槇総合計画事務所60年展「Vernacular Humanism/人と社会と建築と」に行ってきました。
代表作の代官山ヒルサイドテラスをはじめ、初期から現在に至るまでの作品が、東京・芝浦の〈BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S〉3階オフィスロビー・ラウンジに展示されています。

72mもの長さにわたる、長い回廊のような展示空間に、模型・パネル・図面・写真・映像などが並びます。1960年代から現在まで、国内外で手がけた145作品を一望でき、未発表作品や進行中のプロジェクトも紹介されていました。



近年の作品では、ニューヨーク・マンハッタンのグランドゼロのプロジェクトをはじめ、超高層建築が多く手がけられていることをあらためて実感しました。
60年にわたる作品を通して見ることで、時代や用途の変化の中にも、槇総合計画事務所らしい洗練されたデザインの特徴と、人と社会、建築の関係を問い続けてきた姿勢が一貫して感じられます。

展示では、数枚の写真と図面を通して、それぞれの建築の特徴や設計の考え方が紹介されていました。写真だけでは伝わりにくい空間の構成や建築の成り立ちを、図面と照らし合わせながら読み解くことができ、興味深い内容でした。

BLUE FRONT SHIBAURAのメイキングビデオでは、建物が形になっていく過程を見ることができました。
60年にわたる膨大な作品を一つひとつ見ていくと、建築の変遷とともに、建築家・槇文彦(2025年没)が設立した槇総合計画事務所の設計思想が、どのように受け継がれてきたのかを感じることができます。見応えのある展示で、ランチを挟みながら3時間、じっくりと鑑賞しました。


また、最近竣工したBLUE FRONT SHIBAURAを、展示を通してじっくり見ることができたのも印象的でした。

現在、隣の敷地では浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング/1984年竣工)の解体工事が進んでおり、今後〈TOWER N〉が建設される予定です。新旧の建築が入れ替わり、街が大きく変わっていく様子にも、時代の移り変わりを感じます。
TOWER Nが完成したら、またこの場所を訪れてみたいと思います。













