先週、空き時間を使って東京港区南青山のPRISMIC GALLERY(プリズミックギャラリー)で開催中(〜4.1/2016)の 403architecture『現況/Present State(ment)展』へ。
手書きされたカラーコピーの紙で思考過程や作業風景などをざっくりと見せる展示は、リノベーションの斬新なアイデアと同じく新鮮さと緩さを感じました。
ただそれ以上に展示を見終わって感じたのは、バブル崩壊や3.11の東日本大震災を経て、とくに若い世代の建築家の間に芽生えてきている、建築をとおして地域や人々にいかに貢献するか、どのようなプロセスを経て社会や街と建築の係りを真摯に築いていくかという、「ソーシャル・エンゲージメント(社会参与)」としての建築の側面です。従来の作家主義的なスタイルとはちがう建築家の職能の拡がり、これからの建築に与えられた大きな課題のようなものでした。
>>http://www.403architecture.com/