クリス・ハーウィグというカナダの写真家が、かつてソ連に属した7カ国を走る15の地下鉄を撮影して回った旧ソ連時代の地下鉄駅。そこには実現することのなかったユートピアの驚きの光景が・・・
ロシアのサンクトペテルブルクにあるアヴォトヴォ駅。PHOTOGRAPH BY CHRIS HERWIG
まるで宮殿の中のような装飾が施された柱、幾何学模様の美しい天井、光輝くシャンデリアなど、、、どれも「ここが地下鉄?」と驚嘆してしまうのですが、同時に不思議な美しさも感じていまします。
スターリンの下で、社会主義国家の使命として「個人用の交通手段」=自家用車を広く普及させるよりも「公共の交通手段」=鉄道を膨大な資源を投じて整備することで、社会主義国家のユートピアの形を国民に示し、世界への社会主義のプロパガンダとしたかったのでしょうか?
>>dezain.net 2019.10.26 まるで地下宮殿! ソ連時代のたたずまいを残す壮麗な地下鉄駅の姿
写真家クリス・ハーウィグ『Soviet Metro Stations』
ウズベキスタンのタシュケント。PHOTOGRAPH BY CHRIS HERWIG
アゼルバイジャンのバクーにあるウルドゥズ駅。PHOTOGRAPH BY CHRIS HERWIG
ウクライナのハリコフにあるキエフスカ駅。PHOTOGRAPH BY CHRIS HERWIG